秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。このところようやく肌寒くなってきて、秋らしくなってきました。ごった煮ブログのディスカバリー通信では、更新頻度を上げるべく頑張ってまいります!
今回のディスカバリー通信は令和6年11月7日の日産自動車のニュースについて考えてみたいと思います!
日産自動車 、世界生産2割減 9,000人削減し三菱株一部売却
日産自動車は7日、世界生産能力を20%削減、全社の1割弱の当たる9,000人規模の人員削減に踏み切ると発表しました。加えて、提携先の三菱自動車の持ち株34%のうちの10%を売却すると発表。
これは米国や中国での商品力が低下し、販売競争に巻き込まれて採算が低下した事が大きな要因。大規模なリストラで立て直しを急ぐとの事。
世界生産能力については2020年に約700万台だったのに対して現在は500万台弱。そこから20%削減するということは400万台弱という事になってしまいます。
大規模な工場整理や人員削減は2019年以来。
日産自動車は主な市場の米国、中国での販売不振に直面しており、米国では現地で進むHV(ハイブリッド車)を展開できていません。また、中国はEV大国。地場勢との競争が激化、販売台数が落ち込んでいるようです。その結果25年3月期予想の営業利益は前期比74%減の1,500億円と経営不振の様子が見てとれます。
今こそ日産自動車の個性を!!
正直、車好きの私の感覚でいうとカルロス・ゴーン体制の時代の日産自動車さんの車であまり欲しい車が見当たりませんでした。
ところが、近年の日産自動車さんの車は「エクストレイル」や「オーラ」など乗ってみたいと思う車も出てきました。電動化に力を入れてきた日産自動車ですが、正直車好きは電動化を喜ぶ人は少ないかもと私は考えています。勿論、自動車が生き残っていく為には環境との共存は大前提。その上で、車好きの私のあくまで個人的な見解ですが、トヨタ自動車さんの様に内燃機関の可能性もとことん追求していただきたいと思っていました。「本当にEVってエコなの?」「ハイブリッド車が環境を守るには今のところ最適解なのでは?」「トヨタ自動車さんが開発してる水素エンジンで内燃機関が生き残れるなら最高だよね!」素人ながら、自動車好きの私なりに自動車の未来を憂えていました。
個人的にEVを頭から毛嫌いするのは違うとは思っているのですが、企業も大きくなればこそ考え方や動き方に柔軟性が必要であると感じています。
私たちの様な車好きは日産自動車さんに何を求めるのかな….?と考えた時に、頭に思い浮かぶの車というのが「男っぽい車」?「スカイライン」や「シルビア」「セドリック」「グロリア」「ローレル」?
私自身、おじさんですがオシャレも嫌いではないです。最近の日産の車ですとEVの「ARIYA」なんかは内装も含めかなりオシャレでスマートな車でした。
今、車を購入する方はオシャレさを車に求めるのでしょうか?
オシャレさで車の良さを訴求するのも分かるのですが、逆に本来の車の良さを提案・訴求していく事もアリなのではと私は感じています。
ハコスカ、ケンメリ、S30フェアレディZなど日産自動車の名車を上げたら枚挙にいとまがありません。
今こそ売り上げ規模をもとめるのではなく、「先進と技術の日産」の底力で、真の車好きで昔からの日産ファンの方を向いた車づくり・開発、そして、今まで先進技術の力を磨いてきた日産自動車さんだからこそできる、お年寄りから免許を取り立ての若者に愛される車をつくる事。この二本柱で元気になって欲しいと私は強く願うばかりです。
個人的な見解ですが、これからは大企業も含め中小企業も世界規模で人口が減少しつつある中で、売上規模ばかりを求めるのではなくいかに「ファン」のニーズにこたえて利益を確保していくかが生き残りの鍵だと考えています。
当然、利益を追求しなければ企業として継続的に社会に貢献することはできません。
どの業界、どの企業・法人にも多かれ少なかれ「ファン」がいるはずなんです。売り上げ規模は求めずにその「ファン」の方向を向いて経営理念という柱をしっかり持って経営されていく事が今の時代は必要なのではないかと素人ながら感じています。
私は子供の頃、家に訪ねてきてくださった営業マンさんが、置いて行って下さったスカイラインやグロリア、セドリックなどのカタログを見て、将来はスカイラインやシルビア・グロリアに乗りたいといつも思っていました!あの頃のトキメキをもう一度!!
日産自動車さん、頑張って下さい!!
一人の車好きとして心から応援しています。
秋の夜長はディスカバリー!「今日を楽しく生きる為に!」今後もディスカバリー通信をどうぞ宜しくお願い致します。
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