【日産、世界生産2割減】9,000人の人員削減のニュースについて考えてみた!

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秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。このところようやく肌寒くなってきて、秋らしくなってきました。ごった煮ブログのディスカバリー通信では、更新頻度を上げるべく頑張ってまいります!
今回のディスカバリー通信は令和6年11月7日の日産自動車のニュースについて考えてみたいと思います!

目次

日産自動車 、世界生産2割減 9,000人削減し三菱株一部売却

日産自動車は7日、世界生産能力を20%削減、全社の1割弱の当たる9,000人規模の人員削減に踏み切ると発表しました。加えて、提携先の三菱自動車の持ち株34%のうちの10%を売却すると発表。
これは米国や中国での商品力が低下し、販売競争に巻き込まれて採算が低下した事が大きな要因。2023年度の小売販売台数を見ると、日本は48万4.000台、北米は126万2,000台、中国は79万4,000台。それが2024年ど見通しでは日本はほぼ横ばいの48万台、北米はプラス6.2%の134万台、中国がマイナス13.1%の69万台となり日本人よりもはるかに日産車を買っていた中国人にそっぽを向かれてしまった結果となってしまいました。これから大規模なリストラで立て直しを急ぐようです。
世界生産能力については2020年に約700万台だったのに対して現在は500万台弱。そこから20%削減するということは400万台弱という事になってしまいます。
大規模な工場整理や人員削減は2019年以来。
日産自動車は主な市場の米国、中国での販売不振に直面しており、米国では現地で進むHV車(ハイブリッド車)を展開できていません。また、中国はEV大国。地場勢との競争が激化、販売台数が落ち込んでいるようです。その結果25年3月期予想の営業利益は前期比74%減の1,500億円と経営不振の様子が見てとれます。

                                   ※写真は日産サティオ千葉様にて

今こそ日産自動車の個性を!!

                             ※写真は日産グローバル本社ギャラリー様にて

正直、車好きの私の感覚でいうとカルロス・ゴーン体制の時代の日産自動車さんの車であまり欲しい車が見当たりませんでした。
ところが、近年の日産自動車さんの車は「エクストレイル」や「オーラ」など乗ってみたいと思う車も出てきました。電動化に力を入れてきた日産自動車さんですが、EVは電動化に伴い、内燃機関特有のエンジンサウンドやそれに伴う高揚感などが失われます。それとは引き換えに音も無く、シームレスでとてつもない加速も味わえるメリットもあります。とはいえ、車が好きな方は車の一番の特徴と言っても過言ではないエンジンサウンドが失われてしまうのは、非常に残念に思うのかもしれません。(一方で昨今はどれも同じような個性の無い4気筒エンジンの使いまわしが多くなってきているので、売却する際のリセールバリューと一部のハイパフォーマンスカーやビンテージカー以外、内燃機関にそこまでこだわる理由もなくなってきているのも事実ですが…)勿論、今後自動車が生き残っていく為には環境との共存は大前提。その上で、常々、内燃機関と地球環境保護の共存の可能性は追求できないものなのか?と思っていました。「本当にEVってエコなの?」「ハイブリッド車が環境を守るには今のところ最適解なのでは?」「トヨタ自動車さんが開発してる水素エンジンで内燃機関が生き残れるなら最高だよね!」素人ながら、自動車好きの私なりに自動車の未来を憂えていました。

私たちの様な車好きは日産自動車さんに何を求めるのか….?と考えた時に、頭に思い浮かぶの車というのが「男っぽい車」?「スカイライン」や「シルビア」「セドリック」「グロリア」「フェアレディZ」?
これは私のような人間が日産自動車さんに押し付けている勝手なイメージなのかもしれません。
確かにどの業界も変わり続けなければ生きてはいけない。実際に私が働いている業界もここ数年で恐ろしいほどの環境の変化が起きています。その変化の潮流に乗れない会社は生き残れないと感じざるを得ないです。

私自身、おじさんですがオシャレも嫌いではないです。最近の日産の車はEVの「ARIYA」など内装も含めかなりオシャレでスマートな車です。

                                  ※写真は日産サティオ千葉様にて

これも近年の日産自動車さんのいい意味での個性だと私は感じていて、欧州家具の雰囲気を漂わせる質感の高そうな内装とシンプルさで、都会的な雰囲気が漂いますね。
欧州の輸入車の雰囲気。そしてBOSEのオーディオをチョイスするあたりも魅力的。
しかし、同時に「これぞ日産!!」感が私には薄い気がしています。
それに反して私は最近、日産自動車さんと資本関係にある三菱自動車さんにとっても興味があって、「トライトン」は個性が強烈で魅力的に感じています。
「アウトランダー」もYAMAHAのオーディオを装備するなど、独自の高級路線を突き進みマニアを唸らせています。

一方、日産自動車さんも過去の車では、「ハコスカ」、「ケンメリ」、「S30フェアレディZ」など名車を上げたら枚挙にいとまがありません。
今こそ売り上げ規模をもとめるのではなく、更には「先進と技術の日産」の技術力だけでなく、真の車好きや日産ファンが日産自動車さんに何を求めているのかにもっと耳を澄ましてみて欲しいと思う。
これからは大企業も中小企業も世界規模で人口が減少しつつある中で、売上規模ばかりを求めるのではなくいかに「ファン」のニーズにこたえて利益を確保していくかが生き残りの鍵だと考えています。
企業も影響力が大きくなればこそ考え方や動き方に柔軟性が必要であると感じています。昨今は時代の流れが速すぎて、私たち個人も、企業もトライアンドエラーのスピードや判断のスピード感を高めていかないと流れにのっていけないと感じる事が多くなり、企業においても判断スピードを上げられるのであれば、必ずしも企業の経営規模が大きい事がメリットにはならないと感じています。
当然、利益を追求しなければ企業として継続的に社会に貢献することはできません。
どの業界、どの企業・法人にも多かれ少なかれ「ファン」がいるはずです。売り上げ規模はさておき、実直に「ファン」の方向を向いて経営理念という柱をしっかり持って経営されていく事が今の時代は必要なのではないかと素人ながら感じています。
私は子供の頃、家に訪ねてきてくださった営業マンさんが、置いて行って下さったスカイラインやグロリア、セドリックなどのカタログを見て、将来はスカイラインやシルビア・グロリアに乗りたいといつも思っていました。自動車に今必要なのは、消費者が「あの車に乗ってみたい!」と思う事。それは必ずしも目新しさだけがすべてでは無いと思います。「乗っているとワクワクする!」「カッコイイ」「便利」「かわいい」「オシャレ」一人一人がその車の先に見える「景色」に車の魅力があるのだと思う。そんな誰かに愛される車を造る事。日産自動車さんの技術者の皆さんは車を造る事が楽しく、ワクワクしながら車を造っているのだろうか?
「これぞ日産自動車!!」そんな景色が見える車を日産自動車さんには造っていただきたいですね!
あの頃のトキメキをもう一度!!
日産自動車さん、頑張って下さい!!
一人の車好きとして心から応援しています。


                           ※写真は日産グローバル本社ギャラリー様にて

秋の夜長はディスカバリー!「今日を楽しく生きる為に!」今後もディスカバリー通信をどうぞ宜しくお願い致します。

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この記事を書いた人

40代のサラリーマンです!40代からの人生をもっと豊かに楽しく!をモットーにブログを始めました!車の情報を中心に、気になるモノやお気に入りスポットなどを通じて、読んでいただいた方が、楽しく豊かな人生が送れる情報が発信できればと思っています。
X等でも情報発信しておりますので、カーライフを始め、日々の楽しい事を皆さんと共有させていただけたら幸いです。

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