今回のディスカバリー通信は前回の記事でご紹介させていただきました三菱自動車本社ショールーム様でチェックした三菱トライトンをご紹介!
魅力的なエクステリアと使い勝手の良い質実剛健なインテリアをチェックしていきます!
早速どうぞ!
三菱 トライトン どんな車??
■三菱トライトンの誕生から現在
トライトンは三菱自動車工業が製造するピックアップトラック。
初代は1978年9月にフォルテのネーミングのもと、誕生。北米への輸出もスタート。総生産台数は65.7万台。
1986年に2代目がストラーダというネーミングで登場。総生産台数は114.6万台。
1995年に3代目。タイをはじめ、世界に展開。ストラーダのネーミングは維持。総生産台数は104.6万台。
2005年についに4代目がトライトンのネーミングで登場!世界戦略車として経済性・耐久性・信頼性を武器に
世界150か国で販売。総生産台数は142.3万台。
2014年に5代目。所有満足度に視点を置き、上質さや快適性を実現。
そしてついに6代目 トライトンが2024年に発売されました!!
※今回の車両は三菱自動車本社ショールームにて撮影させていただきました。
三菱トライトン 主要諸元
まずはトライトンの主要諸元から…なんとこの車1ナンバー!!
しかし、ご安心ください。3.5t未満なので普通免許で運転できます。
それにしても大きい車体。グレードは2種類。「GSR」と「GLS」。
今回の内外装レビューはGSRをご紹介!
まずは寸法から↓
グレード | GSR | GLS |
---|---|---|
全長/全幅/全高(mm) | 5360/1930/1815 | 5320/1865/1795 |
最低地上高(mm) | 220 | 220 |
最大積載量(kg) | 500 | 500 |
駆動形式 | 4WD | 4WD |
車両総重量(kg) | 2,915 | 2,855 |
定員(名) | 5 | 5 |
5m30㎝超とは…デカい!!最小回転半径は6.2m!なんともビッグ!
続いてパワートレイン↓
エンジン | コモンレール式DI-D インタークーラー付き ターボチャージャー |
弁機構・気筒数 | DOHC 16バルブ・4気筒 |
総排気量(ℓ) | 2.439 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 150 [204]/ 3500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 470[47.9]/1500-2750 |
燃料供給装置 | コモンレール式燃料噴射装置 |
使用燃料 | 軽油 |
タンク容量(ℓ) | 75 |
燃料消費率(WLTCモード)(km/L) | 11.3 |
燃料消費率(市街地モード)(km/L) | 8.5 |
燃料消費率(郊外モード)(km/L) | 11.4 |
燃料消費率(高速モード)(km/L) | 13.0 |
ディーゼルターボで204馬力!必要十分なパワー。ディーゼル特有のトルク感がありそう。
気になる車両本体価格はこちら↓私は意外とお手頃かな?と感じますが、読者の皆さんいかがでしょう?
グレード | GSR | GLS |
---|---|---|
価格(税込み) | 5,401,000円 | 4,980,800円 |
三菱 トライトン 大迫力のエクステリア
私はこのエクステリアを初めて目にした時、他のメーカーのピックアップトラックのジャンルの中で、他の追随を許さないほどの個性と魅力を感じました。
先代とは打って変わって角ばった男らしく洗練されたデザイン。私のこれまでの三菱自動車さんに持っていたイメージを良い意味で裏切った魅力的なデザイン。今回のトライトンは三菱自動車の広告塔となり得るそんな車に生まれ変わったのではないのでしょうか。
正直私自身、車好きを公言するにもかかわらず、お恥ずかしい話トライトンという車をあまり詳しく知りませんでしたが、このエクステリアを目にしてからトライトンに対する好奇心が止まらず、トライトンに触れたいが為に今回のショールームを訪れたと言っても過言ではありません。
それではそんなトライトンのエクステリアを詳細にチェックしていきます!
エクステリア フロント周り
まずはフロント周りから。
新型トライトンと語るにはまず、このフロント周り。三菱自動車さんとしてはかなり思い切ったデザインを採用されたのではないでしょうか。これが私にはとても新鮮でした。
この迫力のフロントフェイス!これだけでこの車のキャラを語る事ができてしまうほどの個性。
予算と駐車スペースなどの制限が無ければ思わず欲しくなるような物欲を刺激するフロントフェイス。
ライト周りはすべてLED。ヘッドライトのデザインがかなり複雑ではあるものの、全体としては繊細且つ男らしく、ピックアップトラックのデザインとしては個人的に好感触。ヘッドライトにはAHD(オートマチックハイビーム)を全車標準装備。
バンパー下部のフォグライト周りのベゼルは今回撮影させていただいているGSRがブラックメタリックで、GLSがメッキとなります。
フロントフェンダーのボリューム感がグラマスで魅力的。オーバーフェンダーが存在感を残しながらボリューム感のあるフロントフェンダーとの一体感を演出しているのが見事。
フロントグリル上部の「MITSUBISHI」のロゴもさりげなくてセンスを感じます。最近のSUVやピックアップの流行りだと白文字で入れてしまいそうですが、あえて型押しロゴでさりげないのが個人的には好感触。
お好みでカスタマイズするのも楽しいと思います。
フロント周りは角ばったデザインで男らしさを強調しつつも、立派なオーバーフェンダーや繊細かつ大胆なデザインのライト周りやグリルで高級感も演出しているのは素晴らしいと感じました。
エクステリア リヤ周り
続いてリヤ周り。リヤ周りもピックアップトラックのジャンルながら、光沢のあるオーバーフェンダーが高級感とワイルド感の演出に一役買っています。
テールランプはピックアップトラックのジャンルなのである程度は仕方が無いのですが、コンサバティブなデザインでアリながらも私自身は物欲を刺激されます。不思議な感覚。
GSRのみの装備であるカーゴスペースのスタイリングバーはブラックメタリック塗装で、ピックアップトラックのジャンルながら更なる高級感の演出に一役買っています。なかなかの高級感です。傷つけたくないな…。
バックカメラはココ!ハイマウントストップランプの下に。
カーゴスペースや足回りなどのエクステリア
カーゴスペースは広々!キャンプ道具からサーフボードまで(さすがにロングボードは無理かも)何でもOKな感じですね。「MITSUBISHI」のロゴもしっかり入っています。
中はしっかりしつつ柔軟性のあるザラザラした樹脂素材で傷つきにくそうです。割れにも強そうです。
ルーフレールもしっかり装備されています。シャークフィンアンテナではなく、このようなアンテナが付いています。
ステップもしっかりしており、地上高は高いですが、乗降性はバッチリ。
サイドミラーについてはエクステリアのデザイン全体のバランスを保ちつつ、運転席からの視認性はバッチリ。
タイヤ・ホイールがこちら。サイズは265/60R 18でかなり大きなタイヤです。黒のグロス塗装のホイールはボディーデザインと全体の車の雰囲気にマッチしています。
エクステリアについては個性的でありながらスタイリッシュ。細部はコンサバティブであるがゆえに好きな様にカスタマイズできる余地がかなりありますね。
派手なホイールを入れても相当似合いそう。大人の遊び車として夢が広がる一台です。
質実剛健なインテリア
続いてはインテリア。決して華やかさのあるインテリアではないですが、一言で言うと「質実剛健」という印象がピッタリで実際手に触れてみても、安っぽい感じは無く、スイッチ類は物理スイッチが大きめで操作もしやすそう。
水平基調で視界や操作性にかなり配慮されてデザインされている事が手に取るように分かります。
スイッチ類とナビ周りは若干日産系の香りはするものの、全体的にはしっかり「TRITON」の個性を表現できているなと、私は感じています。内装についても好印象です。
運転席周りのインテリア
ピックアップトラックのジャンルとしてはかなり質感が良いのではないでしょうか。プラスチッキーでチープな感じが全然しません。
水平基調のデザインで視界や操作性もかなり良さそう。
ハンドルの質感も非常に良いです。オレンジステッチはGSRのみ。エアコン周りのスイッチも非常に操作しやすそう。スイッチ類も大きめで、手袋をしていても操作が出来そう。メーター周りは7インチのマルチインフォメーションディスプレイとアナログメーターのコンビ。
個人的には全面液晶メーターよりもこちらの方が好み。
※三菱自動車工業株式会社 カタログより引用
ハンドルスイッチは左側がオーディオ系、右側が運転支援系と分けられている様子。
こちらのスイッチ周りは日産系との共用かな?しかし質感は上々。デザインもトライトンに合っていて、私は今回のこのハンドルはとっても好印象です。
左右のワイパーとウインカー(ライト)のレバー周り。機能が集約されていて非常に使いやすそう。
オートマチックハイビームが全車標準装備。
ナビゲーションは全車標準装備。9インチ画面でスマートフォンと連携。アップルカープレイ、アンドロイドに対応。マルチアラウンドモニターも全車標準装備。スイッチ類の動的質感も良く、ダッシュボード上は本物のステッチが入っており、トータル的に質感は良い印象。
シフトノブはシンプル。アイドリングストップなどののスイッチは運転席右側の下部にあります。
レバー関係はこちら。ハンドルのテレスコピックの調整レバーとサイドブレーキ。
こちらは扱いやすく機能的で、特に何かに凝っている雰囲気は無いです。手袋をしていてもしっかり操作できそう。
フロントドア周りはソフトパットを多用。この「TRITON」GSRグレードは本革と合成皮革を併用している様で、ドア周りについては合成皮革を使用していると思われます。ドアノブもしっかりメッキの光沢感があります。ドアノブ周りもブラックパネルが採用されていて非常に凝っています。
パワーウインドウのスイッチベースはカーボン調パネルを採用。チープな印象はありません。
華美ではありませんが、ステッチも入っていてしっかり高級感を感じさせます。
ドアポケット周りはハードプラ。
残念なのがこちら…ドアロックのノブ。少しチープかな…。
シートの肌触りは柔らか。こちらは本革を使用しています。オレンジステッチも高級感を演出しています。
本革はやはり合成皮革に比べ若干柔らかで質感が上がります。とはいえ、私が所有しているアルファードも含め、昨今の合成皮革の質感は本革と分からないほど格段に上質になってきています。
ちなみにGLSについてはファブリック生地を使用。(本革シートのオプション設定も無し)
ちなみにシートヒーターは運転席と助手席にGSR/GLSともに標準装備。
パワーシート・ランバーサポートはGSRのみに標準装備。(GLSは設定なし)
ドアのヒンジはプレス。アクセルペダルは吊り下げ式。
車の幅の見切りを運転席から確認してみました。前述での巨体の割には意外と車体の見切りはしやすいと感じました。
私自身、全長が5メートル以上の車を所有したことは無いのですが、これなら私でもイケそうかも..と思える範囲でした。
バックミラーは自動防眩ミラー。こちらは全車標準装備。この巨体であればデジタルインナーミラーが欲しいところ。
フロントとリヤに向けてそれぞれサーキュレーターが全車標準装備。
立派なひじ掛けにもなるコンソールボックス。開けるとペットボトルが4本は入る深めのコンソールボックスとなっています。温冷機能はありません。残念。車の性質上あると嬉しかったです。
助手席にはアッパーグローブボックス。ティッシュや車検証が入る….かな??
オレンジステッチが入っていて、高級感はバッチリです。
ドライブモード
ドライブモードの切り替えスイッチはこちら ドライブモードの切り替えは全車標準装備
ドライブモード | |
---|---|
NORMALモード[ALL] | 様々な路面環境や走りに幅広く対応する走行モードと燃費性能をバランス良く発揮する。 |
ECOモード[2H] | アクセルペダルのレスポンスを穏やかにし、エコで経済的な走りをサポートする。 |
GRAVELモード[4H] | 砂利道や未舗装路の他、豪雨の際でもトラクション性能を高め、高い安定性を実現する。 |
SNOWモード[4H] | 滑りやすい路面でも安心感が高く、かつドライバーの意図通りの走りを実現する。 |
MUDモード[4HLc] | ぬかるんだ路面などの悪路でスリップを抑制。高い走破性と脱出性能を発揮する。 |
SANDモード[4HLc] | 砂地で力強く安心感の高い走りを実現する。 |
ROCKモード[4LLc] | 岩場や凹凸のある路面で、パワフルで安心感の高い走行性能を発揮する。 |
2H=2WD(後輪駆動)
4H=4WD(センターデフロック)
4HLc=直結4WD(センターデフロック)
4LLc=ローギヤ直結4WD(センターデフロック)
後部座席周りのインテリア
次に後部座席周りのインテリアです。後部座席の居住性についてはピックアップトラックなので覚悟はしていたものの、必要十分な居住性が確保されています。
こちらが後部座席。後部座席にシートヒーターなどの設定は無し。シートヒーターとベンチレーションは欲しいところ。シートには前席と同じくオレンジステッチも入っており、高級感は◎。
後部座席は座り心地も良く、意外とホールド性も高い。そして身長172㎝の私に運転席の座席を合わせると後部座席はこのくらいのゆとり。拳2個半位といったところ。
ピックアップの分類からすればこれだけの後部座席のスペースは充分過ぎる位ではないのでしょうか。
また、シートバックポケットとUSB-AとC、アクセサリーソケットが装備。こちらはどちらも全車標準装備。
実車を見て
今回は三菱自動車本社ショールームにて、見させていただいたトライトンの内外装レビューをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。私の感想としては5m超の大型ピックアップトラックのジャンルではある反面、適度な高級感と意外にも車幅の見切りの良さや快適な室内空間など、実用性の高さも肌で感じる事ができました。
少しでもご興味のある読者の皆様に、トライトンという車の素晴らしさをお伝えできたならこれほど嬉しい事はありません。
また、管理人が今とっても興味のある車のカスタマイズの素材としても、非常に魅力的に映る一台でした。
トライトンカスタムコンテストも行われていたようで、コンテストの最優秀賞の車両がTOKYO AUTO SALON 2025の三菱自動車ブースに展示がされるようです。
昨今は欲しい車が買えなくなったりと、車好きの読者の皆さんには何かとカーライフを楽しみづらい環境である反面、新車購入だけがすべてでは無くて、今ある環境で自分なりのカーライフを模索していくのも楽しみの一つではないのかと、近頃思うようになりました。
今回のトライトンの様な個性のある車も含め、今後は新型車・旧車、車のジャンルにとらわれず、ありとあらゆる車好きの皆さんの輪を繋いでいくお手伝いをしていきたいと切に願うディスカバリー通信です。
「今日を楽しく生きる為に!」今後もディスカバリー通信をどうぞ宜しくお願い致します。
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