三菱自動車本社ショールームで、新型パジェロの実車を見てきました。率直に言えば、想像していた以上でした。
堂々としたボディ、細部までこだわりを感じるインテリア、そして3列目までしっかり座れる室内空間。実車を目の前にして思わず感じたのは、「三菱、本気だな」ということです。
単にパジェロの名前が帰ってきたという懐かしさだけではありません。ランドクルーザー250や300とも比較したくなる、存在感と上質さを備えたSUVに仕上がっていると感じました。今回は、実際に現地で見て、触れて、座って感じた新型パジェロの魅力を、撮影した写真とともに詳しく紹介します。

新型パジェロを三菱本社ショールームで実車確認
今回は、新型パジェロの実車を確認するため、三菱自動車本社ショールームを訪れました。
会場には多くの人が集まり、その注目度の高さがうかがえます。特にインテリアは見学希望者が多く、1人あたりの見学時間は約4分に制限されていました。そこで今回は、事前に確認したいポイントを整理し、限られた時間の中でシートの座り心地や室内空間、装備などを中心にチェックしてきました。
それでは、まず新型パジェロのエクステリアから見ていきましょう。
新型パジェロのエクステリア|実車は写真以上に迫力がある
実車を目の前にして、まず圧倒されたのがボディの存在感です。
写真で見ていたときも堂々としたSUVという印象でしたが、実物はそれ以上。スクエアなシルエットを持ちながら、細部には現代的なデザインが取り入れられています。
特に印象的なのが、大型のフロントグリルと左右に伸びる水平基調のランプを組み合わせたフロントマスク。ボンネットの厚みや張り出したフェンダーも相まって、力強く堂々とした表情に仕上がっています。


フロントマスクの中でも、特に目を引くのが個性的なライトのデザインです。左右に伸びる水平基調のランプと、縦方向に連なる発光部の組み合わせが、新型パジェロならではの表情を生み出しています。
消灯時にはブラックを基調とした精悍な印象ですが、点灯すると一転。水平と垂直のラインが強調され、フロントマスクの存在感がさらに際立ちます。


サイドに回ると、新型パジェロの堂々としたプロポーションがよくわかります。水平基調のウインドウラインと直線的なルーフ、大きく張り出したフェンダーが、本格SUVらしい力強さを演出しています。
一方で、ボディ側面はすっきりとまとめられており、大柄ながらも洗練された印象。フロントからリアまで続くスクエアなシルエットは、パジェロという名前にふさわしい存在感を放っています。

リアから斜めに眺めると、新型パジェロのボディの厚みと、張り出したリアフェンダーがよくわかります。
直線的なルーフからリアゲートへと続くスクエアなデザインは、堂々とした存在感を演出。フロントだけでなく、後ろ姿にも本格SUVらしい力強さを感じます。

真後ろから見ると、新型パジェロのワイドで堂々としたスタイリングが一層際立ちます。縦方向に伸びるテールランプと、直線的で大きなリアゲートが印象的。スクエアなボディ形状によって、力強さと実用性を兼ね備えたデザインに仕上がっています。

フロントグリル中央には、三菱の象徴であるスリーダイヤのエンブレムが配置されています。実車で見ると、存在感のあるフロントグリルの中でも、スリーダイヤがしっかりと目を引きます。
力強いフロントマスクを引き締める、印象的なディテールです。

ボディ側面には「PAJERO」のロゴが配置されています。こうした細部の演出にも、パジェロというブランドを大切にしていることが感じられます。


足元には、大柄なボディに負けない存在感のあるアルミホイールを装着。今回の展示車のタイヤは、TOYO TIRESのOPEN COUNTRY H/Tが採用されていました。タイヤサイズは255/55 R20です。張り出したフェンダーと組み合わさることで、本格SUVらしい力強いスタイリングに仕上がっています。
※今回の展示車はタイ仕様です。日本仕様が同じタイヤが採用されるとは限りません。

新型パジェロの内装・インテリア
会場に来るまでは今回の新型パジェロのインテリアについて、トライトンなどにも象徴されるように一定の質感を担保しながら、使い勝手を中心にデザインされているのかな?といった印象でした。しかし、実車を目にしてみると、想像を超える上質感。エクステリアとともに私の想像をはるかに超えるデキの良さ。車好きの私は思わずテンションが上がり、鳥肌が立ってしまいました。冒頭でも触れたように、インテリアの見学時間は4分以内という制限がある今回の期間限定展示ですが、できる限り新型パジェロのインテリアの魅力をお伝えしていきたいと思います。

フロントシートは見た目にも厚みがあり、座ったときの安心感がしっかりあります。タンカラーとブラックの組み合わせも上質で、SUVというより高級セダンに近い雰囲気すら感じました。

助手席もタンカラー&ソフトパッドの多用で上質感をしっかり感じる事ができました。

助手席側のドアにも、シートポジションを記憶するメモリースイッチが備わっていました。運転席だけでなく、助手席の快適性にも配慮されている点はうれしいところです。なお、今回確認したのはタイ仕様の展示車。日本仕様での装備については、正式な発表を待ちたいと思います。

タンカラーが印象的なコックピット
上質感が漂うコックピット。
ステアリングは本革巻きで握りごたえもあり、しっとりした手触り。
Aピラーには「YAMAHA」のロゴが入ったオーディオシステムが確認できます。
なお、今回確認できたタンカラー内装は、最上級グレードの「スーパーエクシード」に設定される仕様とのこと。
この内装の上質感は、新型パジェロの魅力を語るうえでかなり大きなポイントになりそうです。

メーターパネルは色彩豊かで、視認性はかなり良さそう。表示される情報量も気になるところです。

運転席からの視界。ボンネットの四隅が見渡せてボディの見切りは良好な印象です。

サンバイザーには、照明付きのバニティミラーを装備。こうした日常的に使用する部分にも、快適性への配慮が感じられます。

ドアトリムにもタンカラーの素材が採用され、インテリア全体に統一感を持たせています。さらに、アンビエントライトが室内をさりげなく演出。力強いSUVのイメージだけでなく、乗用車のような上質さも感じられる仕上がりです。


今回の展示車には、YAMAHAのオーディオシステムが採用されていました。ドアに配置されたスピーカーにはYAMAHAのロゴが入り、インテリアのアクセントにもなっています。今回は実際に音楽を再生して音質を確認することはできませんでしたが、車内で音楽を楽しむ時間にも期待したくなる装備です。
日本仕様での採用についても注目したいところです。

大型ディスプレイと物理スイッチを組み合わせた操作系
大型のセンターディスプレイには、タイヤの向きや車体の傾き、高度などを確認できるオフロード情報画面も用意されています。実際の展示車では、こうした情報が見やすく整理されており、本格SUVらしい装備が印象的でした。
ディスプレイの下にはエアコンの操作パネルが配置され、温度調整などには物理スイッチを採用しています。すべてをタッチ操作に集約するのではなく、日常的によく使う機能を独立したスイッチで操作できる設計には好感が持てます。
今回は短時間の見学だったため、実際の操作性については今後の試乗で確認したいところです。

左右に備わる「PAJERO」ロゴ入りグリップ
運転席側・助手席側のインパネ両端には、「PAJERO」のロゴが刻まれたグリップが備わっています。本格SUVらしいタフさを感じさせる装備ですが、タンカラーで仕上げられているため、室内の上質な雰囲気にも自然に馴染んでいます。こうした細かな部分まで車名を意識したデザインになっているところにも、新型パジェロへのこだわりを感じました。

2列目・3列目の広さと快適性
2列目はシート自体にしっかり厚みがあり、見た目からして快適性を意識した作りになっています。タンカラーとブラックを組み合わせたデザインも上質で、1列目だけでなく後席までしっかり作り込まれている印象です。
センターアームレストやドリンクホルダー、USB-PD端子など、長距離移動を意識した装備も確認できました。


アームレストにもしっかりステッチがあしらわれており、高級感を感じる事ができました。

後席には独立したオートエアコンを装備。パネルには「PAJERO」のロゴが刻まれ、こうした細部にもこだわりが感じられます。一方、今回の展示車では、2列目シートのヒーターやベンチレーションの操作スイッチを確認できませんでした。これだけ上質な室内空間に仕上がっているだけに、後席の快適装備にも期待したいところ。日本仕様での採用については、今後の正式発表に注目したいと思います。

3列目シートの座り心地
今回の新型パジェロで、特に驚かされたのが3列目シートです。
3列シートSUVの最後列は、補助的な座席という印象を持っていました。しかし、新型パジェロの3列目は、座面にも背もたれにもしっかりと厚みがあります。
実際に座ってみても、想像していたほどの窮屈さは感じませんでした。短時間の確認ではありましたが、3列目まで人が座ることを考えて作られていると感じます。長距離移動での快適性については、今後の試乗で改めて確認したいところです。


パノラマルーフが生む開放感
室内の開放感を高めているのが、大きなガラスルーフです。実際に室内から見上げてみると、前後方向に広くガラス面が取られており、ボディサイズの大きなSUVでありながら圧迫感を和らげてくれる印象がありました。
特に2列目・3列目では、頭上から光が入ることで室内が明るく感じられます。タンカラーの内装との相性も良く、室内全体の上質さや開放感をさらに引き立てていました。新型パジェロは、タフで重厚なSUVらしさを持ちながら、室内では快適に過ごせる空間づくりもしっかり意識されている。
パノラマルーフは、その印象を強くしてくれる装備のひとつだと感じました。

荷物もしっかり!海へ山へ | 広大なラゲッジスペース
3列目シートを使用した状態でも、日常の買い物などに対応できそうなラゲッジスペースが確保されています。
奥行きは限られていますが、ちょっとした荷物を積むには十分という印象。7人乗車時にも荷物を積めるのはうれしいところです。

一つ気になったのは、今回の展示車では3列目シートの格納が手動だったこと。これだけ上質なインテリアに仕上がっているだけに、電動格納があればさらに便利だと感じました。
日本仕様での装備についても、今後確認したいところです。

一方、3列目シートを格納すると、広々としたラゲッジスペースが出現します。さらに2列目も倒すことで、前席の後ろまでフラットに近い空間が広がります。写真で見る限り、大きな荷物の積載にも十分対応できそうです。床面の大きな段差が目立たないのも好印象。アウトドア用品を積んで、海や山へ出かけたくなります。

今回の展示車には、電動テールゲートが装備されていました。大きなリアゲートもボタンひとつで開閉できるため、荷物の積み下ろしには便利そうです。ただし、ボディサイズが大きいだけに、狭い駐車場などでは開閉時に後方のスペースを確認する必要がありそうです。日本仕様でも同様の装備が採用されるのか、注目したいところです。

2.4LディーゼルとSuper Select 4WD-II|パジェロらしい中身もしっかり本気
新型パジェロは、見た目や内装だけではありません。今回の展示車には、2.4L直列4気筒インタークーラー付きターボディーゼルエンジンが搭載されていました。会場のスペックボードによると、最高出力は150kW(約204PS)、最大トルクは480Nm。特に、1,750〜2,500rpmという低い回転域で最大トルクを発生する点が特徴です。
大柄なボディを動かすうえでも、この力強いトルクには期待が高まります。
今回は展示車の確認のみで試乗はできていないため、実際の加速感や静粛性、乗り心地については、今後の試乗で確かめたいところです。
Super Select 4WD-IIを採用
駆動方式には、三菱のSuper Select 4WD-IIを採用。
今回の展示車では、センターコンソールに4WD切替ダイヤルが備わり、2H、4H、4HLc、4LLcという4つのモードが確認できました。舗装路から悪路まで、走行状況に合わせて駆動方式を切り替えられる、本格SUVらしい装備です。
今回のタイ仕様の展示車には物理式のシフトノブが採用されていました。一方、取材時に得た情報によると、日本仕様では電子式シフトの採用が予定されているとのことです。
ただし、現時点では正式発表前の情報です。日本仕様の最終的な装備やセンターコンソールのデザインについては、今後の正式発表を待ちたいと思います。


ボディサイズと悪路走破性能
新型パジェロは、堂々としたボディサイズに加え、最低地上高やアプローチアングルなど、悪路走破性を意識した設計も特徴です。実際に車体の下を覗いてみても、十分な地上高が確保されている印象。単に見た目だけではない、本格SUVらしい構造がうかがえました。今回のタイ仕様の展示車について、主要スペックをまとめました。
新型パジェロ 展示車スペック
※以下は三菱自動車本社ショールームに展示されていたタイ仕様車のスペックです。日本仕様の装備や諸元とは異なる可能性があります。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長 | 4,920mm |
| 全幅 | 1,925mm |
| 全高 | 1,910mm |
| ホイールベース | 2,870mm |
| 最低地上高 | 228mm |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| アプローチアングル | 30.4° |
| デパーチャーアングル | 25.8° |
| 車両重量 | 2,415kg |
| 乗車定員 | 7人 |


足まわりも本格SUVらしい構成
サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン+コイルスプリング、リアが5リンク+コイルスプリング。
ブレーキは前後ベンチレーテッドディスク、タイヤサイズは255/55 R20となっていました。
ホイールハウス内を覗くと、コイルスプリングを使った足まわりも確認できます。20インチホイールを履きながら、見た目は過度にスポーティーに寄せられておらず、パジェロらしいタフさをしっかり残しているのも好印象でした。


エンジンルームを見ても「本気」が伝わる
ボンネットを開けると、中央には三菱のスリーダイヤが入ったエンジンカバー。周囲には大型の配管や補機類が並び、実車で見るとかなりメカニカルな雰囲気があります。

フロント下部には「PAJERO」ロゴ入りのスキッドプレートも備わっており、こうした細部からも、この車が単に“パジェロという名前を復活させたSUV”ではないことが伝わってきました。実際にエンジンルームや下まわりまで見ていくと、三菱がこのクルマを本気で作り込んできたことを強く感じます。

ランクル250・300と比べてどう感じたか
今回、新型パジェロの実車を見ながら、どうしても頭に浮かんだのがランドクルーザー250と300でした。もちろん、まだ新型パジェロには実際に試乗していません。そのため、走りや乗り心地まで含めた直接比較はできません。
ただ、少なくとも実車を見て、触れて、座った段階での印象では、パジェロは十分に比較対象になる存在だと感じました。実際に試乗したランドクルーザー250は、高いアイポイントからの見晴らしや、重厚感のある乗り味が印象的でした。道具としての頼もしさがあり、長く付き合いたくなる魅力を感じています。
一方で新型パジェロは、それとは少し違う方向で、本格SUVらしさと上質感をかなり高いレベルで両立している印象でした。
特にタンカラーのインテリアや大型ディスプレイ、3列目までしっかり作り込まれた室内を見ると、「パジェロもここまで来たのか」と素直に驚かされます。ランドクルーザー300のような圧倒的な存在感ともまた違います。
新型パジェロは、ボディサイズこそ堂々としていますが、どこか“使える大きさ”に収まっているように感じました。さらに、7人がきちんと座れる室内と2.4Lディーゼル、Super Select 4WD-IIを組み合わせているところにも、三菱らしい実用性を感じます。実車を見る前までは、「ランクルと比べるには少し違うかな」と思っていました。
でも、実際に見たあとの感想は変わりました。
これは、ランクルと本気で比較してもいいSUVだ。
少なくとも僕は、そう感じました。
まだ走らせていない以上、どちらがどう優れているかを結論づける段階ではありません。
ただ、新型パジェロには「パジェロを選びたい」と思わせるだけの独自の魅力が、確かにありました。
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実車を見たら、正直かなり欲しくなった
今回、新型パジェロを実際に見て、一番大きく変わったのは自分の中での期待値でした。
見る前から気になる存在ではありました。
でも、実車を見て、触れて、シートに座って、細かな部分まで確認していくうちに、その印象はどんどん変わっていきました。
エクステリアの迫力。
タンカラーの上質なインテリア。
3列目までしっかり座れる室内。
2.4LディーゼルとSuper Select 4WD-II。
そして、細部まで感じられるパジェロらしさ。
ひとつひとつを見ていくうちに、単なる「復活モデル」ではなく、今の時代に合わせて本気で作り直されたSUVなんだと感じました。正直、実車を見ていて鳥肌が立つ瞬間がありました。
「三菱、ここまでやってきたか」
そんな気持ちになったのを覚えています。そして帰る頃には、かなり欲しくなっていました。
ランドクルーザー250を長く乗りたいという気持ちは今も変わりません。それでも、新型パジェロを見たことで、「このクルマも本気で候補になるな」と思わされたのは事実です。
クルマって、やっぱりスペックだけじゃない。
実際に見た時、触れた時、座った時に心が動くかどうか。
新型パジェロには、その力がありました。
愛車の売却先に困った事はありませんか?
最近は自動車のリセール系YouTubeやSNSなどで大まかな売却額を事前にリサーチできる様になった事で、買取業者さんとの売却交渉がかなり楽になりました。
しかし!
いざ実際買取業者さんに査定を依頼してみたら、リサーチした売却相場との乖離があるなんてことも…
それは為替相場の変動が大きい昨今。特にライズやアルファード、ランドクルーザーシリーズなどをはじめとする輸出の対象になる車種は、オークション相場の価格の上下が非常に大きくなり、買取業者さんが思い切った買取金額を提示しづらくなっているなんてことも原因のひとつだと考えられます。
★2025年度 自動車販売市場
前年並み、前年を割る月も多く、新車・中古車の供給が不安定になっている事により売却額のボラティリティが今後も大きくなる事が予想されます。
| 2025年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新車登録台数 | 342,878 | 324,069 | 393,162 | 390,512 | 301,219 | 428,216 | 395,189 | 369,721 | 368,121 |
| 前年比 | 110.5% | 103.7% | 105.2% | 96.4% | 91.7% | 97.6% | 98.2% | 94.9% | 99.5% |
| 中古車登録台数 | 544,174 | 506,139 | 535,385 | 570,807 | 461,678 | 547,288 | 568,915 | 466,023 | 525,051 |
| 前年比 | 100.7% | 96.3% | 105.8% | 101.3% | 98.8% | 106.7% | 99.1% | 91.9% | 100.1% |
株式会社ファブリカコミュニケーションズ公式ホームページより引用
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