今回のディスカバリー通信では、GR86の最上級グレード、RZの6MTの見積もりを大公開!!
付けたいオプションをてんこ盛りにするとなんと500万超え!!
それでも今買いたくなる純エンジンスポーツカー!
後程、見積もりを細かく分析していきたいと思います。
レクサスやアルファード・ヴェルファイアなど大きい車好きの私がなぜ86??と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ひそかに若い頃からスープラやGT-Rなどのスポーツカーにずっと憧れてきましたが、時代の流れか所有する機会に恵まれず…。
近頃では、純エンジン車のスポーツカーは今後買えなくなるのでは!?と言われる昨今、気になって仕方がないのがこの、「GR86」と「GRスープラ」。ホンダのシビック TYPE Rやマツダ ロードスターも気になりますね。
気になり出すと行動が止まらない私は、早速ディーラーに赴きGRスープラとGR86の情報を仕入れる為お話しを伺ってきました。
GR86、内外装のチェックと見積もり額からGR86が今、買いの車なのかを検証してみたいと思います!
※今回の記事のお車はネッツトヨタ千葉様で撮影させていただきました。
トヨタGR86について
今回ご紹介するGR86は、2012年2月に若者の車離れに危機感を感じたトヨタ自動車さんが投資効率を重視し、スバルさんと共同開発し発表したライトウェイトスポーツカー。兄弟車にはご存知の方も多いと思いますが、スバルBRZがあります。
ちなみに現行型におけるスバルBRZとの違いは、主にフロントデザイン。デイタイムライトの形状やフロントグリルの違いが主。
初代のスペックはこちら。
初代 トヨタ86(2012年~2021年) | |
---|---|
エンジン | FA20型: 1998CC 水平4気筒 直噴DOHC FA20-GR型(GRMN専用): 1998CC 水平4気筒 直噴DOHC |
最高出力 | 173kw(235PS)/7,000rpm |
最大トルク | 250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm |
トランスミッション | 6速MT 6速AT(E-6AT マニュアルモード付) |
全長 | 4,240 mm 4,280mm(GR SPORT) 4,290mm(GR) |
全幅 | 1,775 mm 1,790mm(GR) |
全高 | 1,300mm (2012年2月 – 2014年4月) 1,320mm (2014年4月-) |
車両重量 | 1,190-1,250kg (2012年2月 – 2015年2月) 1,210-1,250kg (2015年2月 – 2016年7月) 1,210-1,260kg (2016年7月 – 2017年9月) 1,210-1,270kg (2017年9月 – ) |
ホイールベース | 2570mm |
初代においてもスペックを見ていくと、細かく小改良を重ねられている事が伺えますね。トヨタ自動車さんのこの車に賭ける思いが伝わってきますね。
そして今回、「GR」のグローバルモデルとしてGRスープラ、GRヤリスの第3弾として2021年10月に発売されたのが86の二代目、「GR86」です!
蛇足ではございますが、講談社より発売されているノンフィクション書籍「どんがら」という本で、初代トヨタ86の誕生秘話が詳細に綴られています!管理人お気に入りの書籍です!後程紹介させていただきます!
GR 86 主要諸元
車両サイズはこちら
寸法・定員 | |
---|---|
全長 mm | 4,265 |
全幅 mm | 1,775 |
全高 mm | 1,310(アンテナ含む ルーフ高は1,280) |
ホイールベース mm | 2,575 |
トレッド フロント/リヤ mm | 1,520/1,550 |
最低地上高 mm | 130 |
室内長/幅/高 mm | 1,625/1,480/1,060 |
定員 名 | 4 |
パワートレインはこちら
エンジン | |
---|---|
型式 | FA24 |
総排気量 L | 2.387 |
種類 | 水平対向4気筒 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
内径×行程 mm | 94.0×86.0 |
最高出力 kw(ps)/r.p.m | 173(235)/7,000 |
最大トルク(ネット) N.m(kgf・m)/r.p.m | 250(25.5)/3,700 |
燃料供給装置 | 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-45) |
燃料タンク容量 L | 50 |
続いて燃費
グレード | RZ(6速AT) | RZ(6速MT) | SZ(6速AT) | SZ(6速MT) | RC(6速MT) |
---|---|---|---|---|---|
燃料消費率 km/L | 11.7 | 11.9 | 11.8 | 12.0 | 12.0 |
〃 市街地モード km/L | 7.2 | 8.0 | 7.3 | 8.0 | 8.0 |
〃郊外モード km/L | 12.7 | 12.8 | 12.8 | 13.1 | 13.1 |
〃 高速道路 モード km/L | 14.9 | 14.2 | 15.0 | 14.4 | 14.4 |
グレード別価格表
価格表がこちら
グレード | RZ(6速AT) | RZ(6速MT) | SZ(6速AT) | SZ(6速MT) | RC(6速MT) |
---|---|---|---|---|---|
価格(税込み) | 3.616,000 | 3,518,000 | 3,293,000 | 3,195,000 | 2.936,000 |
昨今の新車の価格設定がインフレ基調の中で、この価格帯でスポーツカーが買えるのは、かなりお買い得ではないかと、個人的には思います。
もしかしたら、純エンジン車のスポーツカーが買えなくなるかもしれないと考えると購入を検討したくなります。
エクステリア
簡単にエクステリアを見ていきましょう。今回ご紹介するのは最上級グレードRZの6MTです。
まずはフロント周り。コンサバティブなデザインではあるものの、飽きのこない長く付き合えそうなスタイリッシュなデザイン。
GRスープラの様にいかにも凄いスポーツカーという雰囲気ではなく、普段の生活にも馴染みそうです。そこがお若い車好きの方も受け入れられそう。カスタマイズされる方にはもってこいの車だと感じます。
この角度から見ると個人的に非常に魅力的に感じる。コンパクトなボディでありながら、リヤフェンダーのボリューム感とともにノーズの伸びやかなデザインが美しい。また、GRエアロが車高を落とさずとも腰高感を解消して、良い意味でGR86の軽快感のあるボディに重厚感をプラスしてくれています。
リヤのデザインも良くまとまっています。一体感のあるコンパクトでスタイリッシュなデザイン。
そしてなんといってもこのリヤのGRエアロが魅力的。重厚さと軽快さの一体感が素晴らしい。
このダックテールのウイングがヤンチャな雰囲気を演出してくれます。勿論、空力性能にも貢献。
私的にはオススメアイテム。
Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付+LEDクリアランスランプ[デイタイムランニング
ライト機能付]+LEDターンランプ)。デイタイムランニングライト機能はRZのみ標準装備。SZ/RCには設定無し。
ホイールはブラックでシンプルなデザインで非常にカッコいい。ホイールサイズは225/40ZR18。
奥に黄色に輝くのは社外のサスペンションでしょうか。ディーラーオプションのGRサスペンションではなさそうです。
フロントエアアウトレットが魅力的。個人的にはこのフェンダーを見るたびに心が躍ります。
全体的にエクステリアを眺めていくと、最近のトレンドを追ったスタイリングというよりは、不変のカッコ良さといったところか…。この車を眺めていると、どこか懐かしい気持ちになります。
だからなのか今買わないとならない車に思えてくる….。
インテリア
運転席は非常にシンプルでスポーティ。今回見ていただいている内装色はブラック×レッド。今回取材させていただいている車両のグレードRZにのみの設定。基本はブラックなので、注文時に指定する必要があります。
アルミペダルはRZのみ標準装備。SZには9,900円(税込み)でメーカーオプション。RCには設定なし。
これは是非欲しい装備。
ブラック×レッドの内装色を選ぶと、見た目のヴィジュアルの面から見ても純正マットがマッチしています。
ちなみに、GRフロアマットセット1台分が26,400円。金額的に見ても純正マットがベターだと個人的に思うところ。
運転席と助手席のドア周り。パワーウインドウスイッチ周辺はシンプルですが、RZのみにウルトラスエード素材やステッチを多用して質感を高めています。
最上級グレードのRZのシート表皮はウルトラスエードと本革のコンビ。スパルタンでありながら、質感を落としていないのがさすがトヨタ自動車さん。
サイドが本革、中央はウルトラスエード。SZ、RCは本革やウルトラスエードの設定は無し。ファブリック素材。メーカーオプションなどの設定も無し。
ハンドルもスポーティーな形状でありながら、決して質感は低くなく、本革巻きに赤ステッチがスポーティでありながら質感は高い。こちらは操作スイッチも含めて全車標準装備。
ちなみにスイッチは向かって右側が運転支援系のスイッチで左側がオーディオ系のスイッチ。
こちらが液晶メーターの画面。高精細な印象。
走行モードによってメーターの画面展開が変わります。スポーティーで私の様な車好きはワクワクします。
こちらはセンターコンソール周りです。シフトレバー、パーキングブレーキレバーは本革巻き。RZ/SZのみ標準装備。RCはウレタン(本革への設定無し)。
シフトの操作感はストロークも短く、非常に気持ちが良い。リバースにシフトする際はシフトブーツ上のレバーを引き上げながら操作。
シートヒーターはRZのみ標準装備。(SZ/RCは設定無し)
ちなみに私は純正のマーブルカーボン柄のインテリアパネルセットが欲しくなります。(5点セット)
価格は38,500円(税込み)。
ノーマルの質感もこの価格帯のスポーツカーとして考えれば良いと思います。
今回撮影させていただいているお車のナビゲーションは一世代前の販売店オプションのナビゲーションがインストールされていますが、あくまで個人的な見解ですが、この手の車はずっと手元に置いて乗りたい方も多いと思いますのでこれで良いかと思っています。
ナビゲーション機能としては充分。Bluetooth機能、CD/DVD再生機能も搭載されていますので、満足度は高いと思います。長く乗られる方であれば以降、時代に合った市販の最新ナビゲーションなどをインストールしていけば良いのではないでしょうか。
ちなみにトヨタ自動車さんの公式ホームページのオーディオビジュアル&ナビゲーションカタログ(2025年1月発行)に掲載されているナビゲーションの価格は244,310円(税込み)。
エアコンの物理スイッチはガチャガチャしておらず、最小限にまとめられており、スイッチ自体も大きく使いやすそう。(左右独立温度調整式フルオートエアコンは全車標準装備)
ドリンクホルダーはこちら。蓋も付いていて、タイトながら質感は悪くありません。
位置的に運転しながら手に取って飲むといったことは難しそう。
後部座席は非常にタイトな印象。大人の男性が座るのには非常に厳しい。お子様ならイケると思いますが、あくまでエマージェンシー用と考えておいた方が無難。
最後にルームランプ。標準装備は豆球ですが、今回の撮影させていただいている車輛は販売店オプションのLEDに交換されています。
価格は33,000円(税込み)。私自身は是非交換したいアイテム。
見積もり公開
お待たせしました!いよいよ今回、管理人が出していただいた最上級グレードRZのお見積もりを公開させていただきます。
まずは、ナビを付けずにGRエアロキットとブレンボのブレーキキャリパーのメーカーオプションを付けたお見積もりがこちら↓
ここにはコーティングの料金も入ってしまっているので、ここからコーティング料金の91,300円とGRエアロ(GRスポーツマフラー付き)423,500円、brenboブレーキ203,500円の分を差し引くと、素の乗り出し価格となります。
計算すると最低限の装備ですと、3,954,300円で乗れる計算となります。さらに交渉してお値引きが可能になれば、さらにリーズナブルに乗れる計算となります。このインフレ基調のご時世に、これから乗れなくなるかもしれない純エンジンスポーツカーが新車でこのお値段で乗れるとしたら、かなりお買い得だと個人的には思わずにはいられません。
次がこちら↓RZのオプションてんこ盛りパターンです!
これは流石に高い!!(笑)GRのサスペンションまで入ってますからね。
サスペンションとコーティングを差し引くと…5,000,680円!500万超えとるやないか~い!
ただし、この中にはブレンボのブレーキのメーカーオプションやGRエアロなども含まれていますので、ここからGRパーツを差し引くき、ナビゲーションのみ残すとすると4,373,680円となるので、このクラスのスポーツカーと考えればリーズナブルな金額になるかと思います。
見ていただいた通り趣味性の強い車だけに、個人の趣向で支払金額の上下動が激しいお車となります。
支払い額を抑えたい場合はとにかくオプションを最低限に抑えて、後からお好きなパーツを装着していくのも一策だと思います。ブレンボのブレーキについてはメーカーオプションですので、後付けできませんし、社外品のブレンボのブレーキ一式をご自分で購入して後付けすると大変高額で、見積もりの金額ではとても無理です。メーカーオプションで取り付けた方がお得であるという考え方もできます。これについては熟考されてみても宜しいかと思います。
GR86は今買いか?
GR86についていろいろな尺度から見てまいりましたがいかがでしたでしょうか。
エクステリア、インテリア、車自体のパフォーマンス、コストパフォーマンスなど、今のインフレ基調の新車の価格設定を考えれば今新車で買っておくべき一台なのではないかと結論付けました。
子供さんなどがいらっしゃるご家庭でメインカーとして乗られるには、厳しい一台ですが、車好きの方が永くお付き合いされていく車としては素晴らしい「相棒」になる一台になるのではないでしょうか。
私も欲しいですが、40アルファードと二台持ち…。家計と睨めっこして現実を突きつけられるディスカバリーなのでした。
今回の記事が少しでも車好きの読者の皆さんの愛車選びに貢献させていただければ幸いです。
GR86がさらに好きになる!?
この記事を書きながら私が以前読んだ書籍の事を思い出しましたので、ご紹介させていただきます。
トヨタ自動車の元チーフエンジニア、多田哲哉さんを中心にGR86やGRスープラの誕生秘話がこれでもかと言わんばかりに描かれています。多田さんの仕事に対する熱い想いにもグッとくるノンフィクション!共感される方も多いのではないでしょうか。車好きの皆さんにはもってこいの一冊です!
気になる方は是非!
紙カタログが無い今、手元に置いておきたい一冊!?
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
「今日を楽しく生きる為に!」今後もディスカバリー通信をどうぞ宜しくお願い致します。
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