今回のディスカバブックスVol.6は以前にも紹介させていただいた「そしてバトンは渡された」に続いて、同じく瀬尾まいこ先生の作品、「夜明けのすべて」です。
この作品はPMS(月経前症候群)の美紗とパニック障害の山添が同じ職場で働く事になり、そんな二人が助け合う事で、お互いが自分の病気との付き合い方や持病を抱えた自分とそんな自分を取り巻く周囲の人や仕事を再び愛し始める…そんなストーリーとなっています。コンプレックスを抱えた自分が誰かの為に…そこからまた自分や自分の人生を愛せるようになる…
疲れた心がほっこりする…そんな心温まる本です!早速どうぞ↓
生きる事に息苦しさを感じた事はありますか?
皆さんは生きていく中で、息苦しさを感じた事はありますか?
もちろん、今回の本の主人公たちのように大なり小なり持病をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんし、お仕事や学校での上司やお友達との関係などが心の重しになっている方もいらっしゃるかもしれません。
私自身も仕事で組織に属している人間で、組織の「こうあるべき」に従って日々の仕事をこなしているわけです。家族も組織と考えれば、親・兄弟から教えられた何気ない「こうあるべき」が潜在意識の中にあるのだと思います。
この本を読んで思ったのが、「こうあるべき」がいかに自分にとって心の負担になっているのかという事。日々の仕事のなかでの小さな一つ一つの「こうあるべき」が自分にとってはシンドイ。
今、時代の流れが急加速していく中で、自分の「こうあるべき」の呪縛をどう取り払うかが、私自身の今後の人生のテーマであると感じています。
瀬尾先生の本「そしてバトンは渡された」のブックレビューはこちら
今を楽しく、自分らしく生きるために
この本では二人の主人公が持病を通じて、コンプレックスや持病という自分の個性と向き合いながら、社会や周囲の人たちとかかわりながら、今の時間軸での「自分」を見つけていくのですが、この本に登場する方々が皆優しい(笑)
私自身もコンプレックスや健康不安なども抱えていたり、家庭での事情も抱えて社会にかかわっているのですが、必ずしも現実社会で生きていく中でこの本の様に、周囲がそれを受け入れてくれる環境にあるとは限りませんよね。
その中で自分が「どんな生き方を選んでいくのか」ではあるのですが、瀬尾先生の本ではまずはもっと気楽に、自分を愛せるような、嫌いにならないような、周囲の人との距離感を教えてくれているような気がしています。
その家族、友人、職場との距離感が自分らしさに繋がるのではないかと私は感じています。
そんなことを私はこの本を読むことで、考える機会を与えられたように感じます。
あなたもこの本を読んで、あなた自身の「自分らしさ」と向かい合ってみてはいかがでしょうか?
プライベートや仕事。ぜひあなたの人生に「あなたらしさ」という彩を!
「今日を楽しく生きる為に!」今後もディスカバリー通信をどうぞ宜しくお願い致します。
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